KAB イベント - 池田満寿夫 展

池田満寿夫 展

京都国立近代美術館

このイベントは終了しました。

日本を代表する版画家として世界的に活躍した池田満寿夫（1934-1997）は、画家・瑛九の勧めで色彩銅版画の制作を開始し、第1回東京国際版画ビエンナーレ（1957）で入選したのを皮切りに、60年、62年、64年と受賞を重ねました。1965年にはニューヨーク近代美術館で日本人初となる個展を開催、翌年の第33回ヴェネツィア・ビエンナーレ展では版画部門の国際大賞を受賞し、世界的な注目を集めました。池田は版画だけでなく、執筆、映画制作、陶芸の分野でもその才能を発揮し、生涯にわたり精力的な創作活動を続けました。
京都国立近代美術館は2007年、池田満寿夫のパートナーであった佐藤陽子氏とM&Y事務所から約800点の版画作品の寄贈を受けました。「M&Yコレクション」として所蔵されるこのコレクションは池田の版画作品をほぼ網羅しており、その質、量ともに池田満寿夫版画のパブリック・コレクションとしては世界でも最大規模のものとなります。
池田満寿夫の没後10年にあたる今年、当館の新収蔵作品となったこれらの作品のお披露目をかねて、コレクションから約300点を展示し、池田満寿夫の版画活動の全容に迫ります。

【画像：「スプリング・アンド・スプリングス」 (1966) 第33回ヴェネツィア・ビエンナーレ（大賞）京都国立近代美術館蔵】

メディア

• 版画

ADVERTISE ON KAB