「仏師 清水隆慶-老いらくのてんごう」展
京都国立博物館
このイベントは終了しました。
今回特集する清水隆慶は、江戸時代に京都で活躍した仏師で、四代まで続きました。今回はそのうち、麟岡(りんこう)と名乗った初代(一六五九〜一七三二)と、毘首門亭(びしゅもんてい)を名乗った二代(一七二九〜九五)の作品を展示します。といっても仏像ではなく、仏師の余技ともいうべき風俗人形の類が中心です。初代隆慶自身は、これらを「老いらくのてんごう(老人のいたずら)」と称しました。仏像造りに使う技能を世俗的なものに使ってしまった、という照れからでしょうか。しかし、さまざまな造形上の約束事がある仏像にくらべると、これら人形類は、自由な発想でのびのびと製作され、巧みな彫技が遺憾なく発揮されています。
※平常展示館 5・6室にて展示
【画像:清水隆慶「百人一衆」 部分】
メディア
スケジュール
2008年01月02日 ~ 2008年03月30日
アーティスト
Reviews
Sculpting the sacred and the profane
By Matthew Larking
Special to The Japan Times
Given the boom in all things Edo in recent years — perhaps best exemplified by the explosion of interest in last year's The Price Collection's tour of Japan, featuring the artists Ito Jakuchu, Maruyama Okyo and Nagasawa Rosetsu — it is surprising that there hasn't been equal attention paid to the sculpture of the period ...