近藤高弘 「変容の刻 Metamorphose」

京都芸術センター

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近藤高弘は染付の伝統を現代に伝える近藤家に生まれました。彼の祖父・父が染付によって自然の生命を描いていたのに対し、近藤はその精神を受け継ぎながらも素材や技法を限定することなく、伝統的な染付に代わる現代に相応した造形を追求しています。たとえば緊張感のある幾何学的で抽象的な造形や、金や銀、プラチナを陶に結晶させた「銀滴彩」の技法、「『白』の静寂」の世界といったように、新しい領域を次々と開拓していてきました。2002年には、スコットランドのエジンバラ国立芸術大学大学院に籍をおき、ガラスと陶を組み合わせるという表現方法を自らのものにしています。
このような近藤の作品は、日本国内にとどまらず、1990年のサンパウロ美術館を皮切りに世界各地で開催される展覧会に出品したり、その作品がコレクションとして収蔵されるにいたっています。こうした事実は、彼の作品が、単なる日本の陶芸という枠を超えた表現であると評価されていることの証ともいえるでしょう。
今回の展覧会では、近藤高弘の陶・銀滴彩・ガラスを組み合わせた新作のミストシリーズ、平面作品やインスタレーション、オイルシリーズなどを展示します。

アーティストトーク 9月1日(土)15:45〜
シンポジウム「モノ・ものづくり・生活の中の美と芸術」9月17日(月・祝) 17:15―18:45

【画像:(左)「ブラックアンドホワイトミスト」、(右)「ブルーミスト」】

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スケジュール

2007年09月01日 ~ 2007年09月24日

アーティスト

近藤高弘

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