小林伸一郎 「最終工場」

大阪ニコンサロン

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激しく流動する1980年代の東京湾岸を皮切りに、日本全国の廃墟をめぐり、同時に完成に向かう建造物を独自の視線で表現、発表してきた作者の最新作である。
明治、大正、昭和と変貌する日本の高度成長を見つめつづけてきた壮大な「鉱山」「工場」の廃墟。21世紀のインダストリアルに話題が集中する側らで、鉄錆色に朽ち果てた鉄片、幾重にも重なり合う無数のダクト、ペンキが剥落し苔むした機械の残骸が放置された空間は、独特な色彩と細密なディテールを生み出し、稀有な美を発光させ静かに眠りについていた。
本展では写真集『最終工場』(マガジンハウス、2007年9月20日発売予定)からオリジナルカラープリント50点を厳選し、展示する。北海道から九州まで、「美」を想定していない工場群の終末を15年間撮影した作品である。

メディア

スケジュール

2007年11月01日 ~ 2007年11月06日
会期中無休

アーティスト

小林伸一郎

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