「水彩画の魅力」展

和歌山県立近代美術館

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独特の透明感や軽やかさを持った水彩画。学校教育にも取り入れられて、身近な絵画技法ともなっています。今回の展覧会は、開館以来、水彩画をひとつのテーマに活動を続けている田辺市立美術館のコレクションを中心に、当館のコレクションなどを合わせ、水彩画の魅力と歴史を紹介するものです。
水彩画は、明治時代に西洋からもたらされた新しい表現方法です。しかし絵の具のにじみやぼかしを生かした表現は、水墨画など従来の日本絵画と通じる部分もあり、その親近感からも多くの日本人画家に愛され、わが国においても独自の展開を遂げていくことになります。
本展では、浅井忠、大下藤次郎など明治から大正にかけて水彩画を形づくった作家たちの作品をはじめとし、岸田劉生、長谷川利行らによる大正の個性的な表現や、昭和に入って水彩画の地平を大きく開いた中西利雄のセンスあふれる表現などを通して、日本における水彩画の歩みを概観するとともに、サム・フランシスや難波田龍起らの作品を通して戦後の抽象表現との関わりを紹介いたします。

【画像:田中恭吉「和歌山城 不明門付近」 (1913) 和歌山県立近大美術館蔵】

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スケジュール

2007年09月11日 ~ 2007年10月08日

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