「新生への古色と清新の美麗」展

平等院ミュージアム鳳翔館

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仏堂は、仏や仏国土を立体的にあらわすものとして、像自身の装飾や堂内荘厳具と一体化し、常に精彩な文様と華麗な彩色で飾られていた。特に鳳凰堂は、院政期に先立つ美麗な装飾として歴史的価値も高い。その堂内彩色復元については、今から約50年前、鳳凰堂解体修理時に小場恒吉氏、日下喜一郎氏、山崎昭二郎氏の3名が約20ヶ月をかけて模写および復元を試みられている。当時としては画期的なことであったが、彩色や技法については未解明な部分が多く残り、今日まで議論の対象となっていた。
今回、文化庁事業として当院の全面的な協力により、平成16年度より3ヶ年にわたり、鳳凰堂内彩色復元が行なわれた。蛍光X線や電子顕微鏡を使った科学調査により、当時の技法および材料を特定し、その成果をもとに文化財建造物彩色復元の第一人者である馬場良治氏によって完成されたものである。描画法により、遠近感や立体感を堂内で統一的に表現していたことなどが判明した。

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スケジュール

2007年10月20日 ~ 2007年12月16日

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