早川貴泰 「デジタルタブロー えん」
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デジタルタブローは、動画(コンテンツ)と表示装置・再生機器(ハードウェア)を含む作品であり、早川貴泰アニメーション作品のための独自の展示・表示フォーマットである。またそれは、作家が選択した画面(キャンバス)の大きさ・解像度を前提として、映像作品を制作・展示するという試み、としての映像インスタレーション作品である。
映像作品はその上映環境や状況・機材に合わせ、画面の大きさや解像度を作家の意図とは別に変更されてしまう危険性を持っている。
それに対し、映像作品にはそれぞれ適切なサイズと解像度が存在し、それを固定した状態で再生可能にするべきである(つまり作家が意図した解像度とサイズのみで上映するのがよいと考え、そのために作家が決めた解像度とサイズを固定した状態で作品化する)、というのがデジタルタブローの立場である。
また、デジタルタブローコンテンツである「えん」は、手描きアニメーションをコンピュータにより増幅する、高精細・ループ・アニメーションである。全ては7種類のループの手描きアニメーションの組み合わせのみでできており、小さなループの集積により大きなループを創るという構成である。また本コンテンツにはより高精細の解像度が必要と考え1920×1080pixelの解像度を 選択している。
※space 1Fにて展示
メディア
スケジュール
2007年08月17日 ~ 2007年08月22日 18:00