「日本彫刻の近代」展

三重県立美術館

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近代以前、日本には「彫刻」という言葉はありませんでしたが、仏像、神像、人形、置物、建築装飾などさまざまな用途をもつ立体造形物が古くから制作されてきました。明治時代に西洋から塑造技法と美術思想が輸入されると、「彫刻」という言葉がつくられ、「美術としての彫刻」という枠組が新たに形成されます。以降、日本の彫刻は「美術としての彫刻」が本流となり、西洋彫刻と伝統彫刻のふたつの水脈が混じり合って、独自の歴史を積み重ねてきました。こうした彫刻の歩みは、個々の彫刻家における近代主義の問題だけでなく、社会や国家の近代化とも深く関わっています。この展覧会では、明治時代から1960年代頃までの彫刻史の展開を、8セクションに分けて構成し、時代や傾向を代表する作品約90点を通して、日本彫刻の「近代」が持つ意味を検証します。

ギャラリートーク 9月29日(土)、10月13日(土)、11月3日(土) 各14:00〜

【画像:橋本平八「花園に遊ぶ天女」(1930)】

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スケジュール

2007年09月26日 ~ 2007年11月04日

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