poster for 「貿易扇」展

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幕末に京都の扇商が神戸の外人居留地に扇を売りこんだのが扇の輸出の始まりです。その後ジャポニズムの流行に加えて、精巧な技術と安い賃金を背景に、西洋庶民に向けた扇の注文が大量に入り、現地で大流行します。これらは本来の日本扇ではなく、欧米人に受けるように180度開く「欧州扇」を日本独自の感性と技術で模倣したものが「貿易扇」です。昭和になると世界恐慌の影響でほとんど輸出できなくなり、国内に出回るようになりました。現在の扇はその貿易扇の子孫なのです。
今回は京都在住の「能扇の上絵師」菊井伯幸氏のコレクションより当時のニッポンをのぞき見するものです。

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2008年01月26日 ~ 2008年04月06日

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