「秀吉出世ものがたり」展
大阪城天守閣
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身分の低い百姓の子として生まれながら、天運と才智に恵まれて立身出世し、天下の実権をにぎって戦国の世に終止符を打った豊臣秀吉。秀吉の波乱万丈の生涯は、江戸時代、豊臣家が滅亡し徳川の世になっても、人々の記憶から消え去ることはありませんでした。それどころか、秀吉の生涯をかざり立てる「作り話」が、事実を素材としつつも、必ずしもそれにとらわれずに多く生み出され、人々の間に浸透していきました。中でも江戸時代中期に成立した『絵本太閤記』で紹介されたエピソードや、さし絵に描かれた秀吉の姿は、今でも私たちの抱く秀吉像に大きな影響を与えています。
今回4階展示室では、秀吉が生きた時代の実物資料だけでなく、『絵本太閤記』のさし絵や、その影響を受けて作られた幕末・明治の錦絵など、庶民がはぐくみ、親しんだ秀吉像にかかわる資料を多く展示します。
※4階展示室にて展示
【画像：「錦絵 豊臣昇進録」 大阪城天守閣蔵】
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スケジュール
2007年11月14日 ～ 2008年01月15日