野波浩 「DIPTYCH」
ギャラリーアセンス美術
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なんとも形容のし難い魅力を放つ野波浩のミューズたち。その幻想的な作品世界は、デジタル処理を一切せず、すべて作家の手から生み出されるものです。
今回のテーマはオダリスク。オスマン帝国スルタンの後宮に仕えた女奴隷のことですが、「ハーレムの女」という魅惑的な存在は、これまでマチスやアングルなど多くのアーティストが題材として取り上げてきました。
野波浩はオダリスクを「陶酔と官能を滾らせた半獣半神のミューズ」と捉え、清らかさと淫らさという相反する要素を取り入れています。その結果生まれたミューズは、光と影をあわせもつ強い存在感を放ち、媚薬のように見る者を酔わせます。
“二つ折りのついたて”を意味する「ディプティック」、そのタイトルどおり 『アフロディジアック 催淫』と、『ユーフォリック 陶酔』というふたつのテーマに基づいた作品群を一挙に展示します。
メディア
スケジュール
2008年01月02日 ~ 2008年01月23日 17:00