児玉房子 「『希望』の現在」

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作者が1992年に出版した写真集『千年後には・東京』は、バブル経済に沸き立った東京の、若者のさまざまな姿と重なった。その後、気がつくと経済の構造が変化し、企業の都合だともいわれるが、会社も飲食店もどこも、アルバイト社員、派遣社員の採用がすっかり増えた。その結果フリーター、ニートといわれる人たちが若者の中で増え続け、大きな社会問題の一つになっていた。
街や若者を撮り続けてきた作者は、それらの変化の現実に直面し、このままでは若い人の未来は?…と考えるのだが、撮影に出向く現場では、雇用条件に関係なく懸命に働き、技術を学び、なにものかになる時をめざしている若者に出会う。また、途上国へ思いを寄せ、他人に手を差しのべ、新しい共生の価値を求めようとしている人たちがいる。作者はそういった若者たちの現実を、「希望」の現在として見続けてゆこうとしている。カラー50点。

メディア

スケジュール

2007年07月05日 ~ 2007年07月10日
会期中は無休

アーティスト

児玉房子

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