濱口香奈子 「時差2時間からの便り」

大阪ニコンサロン

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3年前に祖父が死んだのがきっかけとなり、作者は宗教に対して疑問と複雑な気持ちを持つようになった。日本と同じ仏教国で、多くの共通点があるタイに行けば答えが見つかるのではないかと考え、作者は2006年の1年間に3回ほどタイのバンコクに足を運んだ。しかし、多くの寺院は観光地化されており、納得がいくような答えを見つけることができなかった。そうした中でふと街のなかに目をやると、ここは日本ではないのかと錯覚するような風景や人々の姿が目に留まるようになった。このとき作者は、時差2時間という差があるとはいえ、同じアジア人であり、どこか共通する記憶があるのではないかと考えるようになった。このことに気づいたことで作者は、自然と自分の中で共通する記憶と感じた風景や人々の姿を写真に収めるようになっていた。本展で作者は、作者が感じた共通する記憶を亡くなった祖父や両親、友人、そして多くの人に便りとして受け取って欲しいと願っている。モノクロ30点。

メディア

スケジュール

2007年11月29日 ~ 2007年12月04日

アーティスト

濱口香奈子

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