日下寛治 展
あさご芸術の森美術館
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日下寛治(1917〜2006)は、1917年朝来市の農家に生まれた。幼いころから造形の天性のあった日下は、青雲の志を抱き17歳で上京、三国慶一に師事、美術家として歩みだした。昭和13年に処女作「みのる秋」で文展初入選し、その後も出展し入選を繰り返したが、第2次世界大戦で昭和19年に応召、20年復員した。戦後は朝来市に帰郷、郷土の彫刻家の帰郷を村人たちが誇り応援した。日下は、素朴な生活を続ける農村の人々、特に農村の働く女性をモチーフとして多くの作品を発表した。昭和31年に東京にアトリエを移し、その後も日展を舞台に活躍した。
本展では、但馬地域に残る日下寛治の作品約50点と、日下の道具などを併せて展示する。慣れ親しんだふるさと但馬の木を素朴に彫られた作品をたどり、故郷、農村への思いを感じ取っていただければ幸いです。
メディア
スケジュール
2007年09月15日 ~ 2007年10月28日