「美術のボケ」展
海岸通ギャラリーCASO
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モダニズム以降、美術とは深く考えるものであるという常識が出来上がっています。その為、現代美術は難解で小難しく堅苦しい等のイメージが付きまといます。しかし全ての作品に「何かしら深いもの(哲学的思想、個人の精神世界、社会を反映しているもの等)」が表現されているわけではありません。実際には日常の些細な出来事やダジャレを用いて制作された作品も数多く存在しているのです。それらの作品は一目見ただけ、もしくは少し頭をひねれば理解できます。また作品の完成度として子供の工作適度であったり、または誰にでも作ろうと思えば作ることができるようなものであったりもします。それらの作品を漫才の手法であるボケの定義「常識からの逸脱」という視点から鑑賞することによって、作品内に潜むおかしみや笑いを見つけ、楽しむことができるのではないかと考えています。今展覧会ではダジャレや言葉遊び、笑いを含むおかしみを主役にしている作品を展示します。
※A室にて展示
【画像: 浅野幸生「a much too sunshiny day」】