東京とNew York のアートビートも
平安時代に発生して、わが国の風物を繊細優美に描いた絵を大和絵といいます。鉄斎は中国の文人画の伝統とその精神を受けつぎ、水墨を主体とした数多くの作を遺しましたが、他方、この大和絵にも大いに関心を払って独自の画面をつくりました。その題材も日本の神話から始まり、物語や歴史上の出来事や人物、そして風俗や伝統行事など、きわめて広い範囲に及んでいます。これらを鉄斎は、見た目にも美しい大和絵の描法をとり入れながら、みずからの創意や工夫を加え、「鉄斎の大和絵」として近代に再現いたしました。
【ギャラリートーク】日時:5月5日13時30分より
ADVERTISE ON KAB
2007年03月21日 ~ 2007年05月13日
富岡鉄斎
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