「松園と美人画の世界」展

大丸ミュージアム神戸

poster for 「松園と美人画の世界」展

このイベントは終了しました。

古来、洋の東西を問わず、多くの画家たちが「女性美」の表現に精魂を傾けてきました。神々しい理想美や聖なる存在として、また母性の象徴やエロスの表象として描かれた女性たちは、画家にとって「美」そのものであり、どのような眼差しを女性に向けてきたかを反映しているといえるでしょう。
西洋美術では宗教画や肖像画、風俗画などにおいて様々に女性美が表現されてきましたが、日本美術では江戸時代の浮世絵以来、美人画という独特のジャンルが存在します。近代日本画においては、美人画の名手として名高い上村松園、鏑木清方、伊東深水をはじめ、多くの画家が理想の女性像を追求しています。女性たちの尽きせぬ魅力を描くことが主眼ですが、それはまた日本美の象徴でもあるといえましょう。
本展では、上村松園の作品約30点を中心に、70余点の美人画を一堂に展観します。日本の伝統へのまなざし、モダンな色彩感覚、挑戦と冒険...。画家たちの視線を辿りながら、それぞれの時代で変遷を遂げてきた美人画の世界を展示。

【画像:上村 松園「櫻がり図」(部分) 昭和10年頃 株式会社ヤマタネ所蔵】

メディア

スケジュール

2008年04月02日 ~ 2008年04月15日

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use