「素画十二支夜遊図」展

平等院ミュージアム鳳翔館

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平安時代の人々は、物語を絵図に駆使し、世界に類を見ない動的な表現を可能にした。東京藝術大学大学院文化財保存学日本画研究室では、当時の代表的な絵巻物である京都高山寺『鳥獣戯画』の画題をもとに、現代の世相を新たに表出し、古典的な日本画技法とデジタル技術を駆使した新しい表現と問題提議を行なうことにした。原画は白い紙に墨一色で描かれているが、本作品では逆に黒地に白で表現することにより、秋の夜長に遊び戯れる情景を想像することがより鮮明となった。その想いで、十二支の鳥獣が夜に神仏と交歓するがごとき様子を、平等院を舞台にして現代的に描き出したのが、大作『素画十二支夜遊図』である。このデザインは、今後、国内外で開催される大型イベントの緞帳や衝立への活用が計画されており、源氏物語千年紀を迎える記念すべき年に、原画を宇治平等院に奉納することとなった。

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スケジュール

2008年03月08日 ~ 2008年05月11日

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