清水卯一 展

滋賀県立近代美術館

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京都に生まれ育った陶芸家、清水卯一さんは、昭和45年(1970)窯を持つという若い頃からの夢を叶えて滋賀県の比良山麓に蓬莱窯を開きました。以来、湖国滋賀県で平成16年(2004)2月に77歳で亡くなるまで、34年の作陶生活を過ごしました。清水さんは、蓬莱の地で数え切れないほどの釉薬、陶土、磁土を発見、研究し、膨大な種類と数量の作品を制作しては個展や日本伝統工芸展で発表し続けました。これら真摯な研鑽の積み重ねが、昭和60年(1985)に認定された「鉄釉陶器」技法による国の重要無形文化財として結実したのです。
清水さんの生み出した鉄釉薬の種類は多く、黒や茶色系統のみならず青磁色から黄、緑色系統にまで及びます。多様で個性的なフォルム、釉薬の透明感や艶の度合いを区別すると、実に多彩な特質を作品から見つけ出すことが出来ます。清水さんが自分で調合した釉薬や陶土を自由に操り、作家としての技術を駆使し、伸び伸びと創作した陶磁器を、多くの展示作品によって堪能いただきます。

ギャラリートーク 4月13日(日)、4月29日(火・祝) いずれも14:00〜
桑山俊道(当館総括学芸員)

【画像:清水卯一「淡青釉波鉢」 (1984) 滋賀県立近代美術館蔵 】

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スケジュール

2008年04月12日 ~ 2008年05月18日

アーティスト

清水卯一

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