佐伯祐三 「鮮烈なる生涯 没後80年」
三重県立美術館
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1920年代のパリで壮絶な生涯を閉じた佐伯祐三。わずか30歳という短い命であったにもかかわらず、彼の作品は、今も私たちに多くのものを語りかけます。刻々とおとずれる死を意識しながら、猛スピードで仕上げられた作品は、それゆえに、緊張感や、独特のリズム感が画面の隅々にまでみなぎっています。
今回の展覧会は、佐伯祐三が足掛け3年間滞在したパリ時代の作品を中心に、その代表作から近年紹介されずにいた作品まで、約95点で構成いたします。さらには、里見勝蔵や中山巍、山田新一、荻須高徳ら、佐伯祐三とかかわりのあった画家たちの作品約30点をあわせてご紹介し、佐伯の独自性がどこから生れたのか、相互の影響関係を探ります。
講演 「1920年代の都市パリと郊外 佐伯祐三の眼」 8月2日(土) 14:00〜
今橋映子(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
トーク 8月16日(土) 14:00〜
【画像:佐伯祐三「郵便配達夫」(1928)大阪市立近代美術館建設準備室所蔵】