工藤利三郎 展
入江泰吉記念奈良市写真美術館
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工藤利三郎は、明治中期の“写す”時代に、奈良を中心に東は平泉の中尊寺から西は大分の臼杵石仏群までの美術写真を生涯にわたって撮り続けました。まだ美術史観も現在ほど定まっていない時代に工藤は、日本の文化財を写真に記録してきたのです。また明治41年には『日本精華』として美術写真集を出版し、以後、全11輯を発表するなど、工藤が生涯をかけて情熱を注いだ功績は大きく今日に受け継がれています。
このたび、残されたガラス原板1025点は、わが国の重要な文化財として国登録有形文化財に登録されました。これを記念し、工藤利三郎が撮った近代日本の文化財写真の一部をオリジナルプリントを含む25点で展示構成します。
【画像:「東大寺金堂(大仏殿)」】
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スケジュール
2008年04月01日 ~ 2008年06月29日