エクトール・ソニエ 展

ワイアートギャラリー

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1936年アルゼンチン生まれ。1961年25歳でフランスへ渡り、S.W.ヘイターの創立したアトリエ17に入り、銅版画制作の研修を始める。ヘイターが1988年になくなるまで、ヘイターと共に制作に励んだ。その後、いわばヘイターの後を継いだ形で、現在のアトリエ・コントルポワンを創立し、ヘイターが始めた自由に制作のできる場、「版画を通して線も色も開かれたアトリエ」で学ぶことを望む世界中の若いアーティストを受け入れている。
アトリエはエクトール・ソニエに多様な版画を制作すること、またごく自然に他のアートの分野の人たちと共に創造することを可能にしたのである(たとえば詩人ロベール・マルトーとの)。
へクトール・ソニエの版画制作活動は絵画制作から常に滋養を得ていることを忘れてはならない。エクトール・ソニエは毎年、世界各地の都市(ニューヨーク、トロント、東京、ローマ、ウィンチェスターなど)から招待で、一版多色刷りの講習、デモンストレーションを行い、同時に個展も開いている。
エクトール・ソニエの一版多色刷技法の作品は、透明感のある鮮やかな色彩の重なりが自由に動き回るように見える。「私はピュア・インクしか使わない。インクをあらかじめミックスしておくことはない」とソニエは述べている。インクの硬軟、刷るローラーの硬軟で生み出された美しく響き合う光彩を引き締める鋭いビュランの刻線はソニエしかできないもう一つの芸術である。
新作を見て頂くとともに、日本からこのアトリエで毎日制作に励んだ、金藤擢さん、大坪麻衣子さん、垣内真希子さんの一版多色刷技法の小品とともにソニエさんのエピソードを展示させて頂く。ソニエさんが会期中在廊(9/17、18、21)されるので世界を魅了している現代版画の開拓者と接触してください。

メディア

スケジュール

2013年09月17日 11:00 ~ 2013年09月29日 17:00
日曜日・祝日は17:00まで

アーティスト

エクトール・ソニエ

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