「新春企画展 『鉄斎―扇絵を楽しむ―』」展

鉄斎美術館

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近代文人画の巨匠・富岡鉄斎(1836~1924)は、数多くの扇絵を遺したことでも知られています。鉄斎は既製の白扇に書画を描くことを好くし、慶事や諸事の返礼に気軽に筆をとりました。勅題、吉祥、山水花鳥、中国日本の故事逸話など画題は多彩で、湾曲する扇形を巧みに活かした構成と自由闊達な運筆は見る者を魅了してやみません。文芸批評家・小林秀雄は「鉄斎は扇面描きの達人で、独創的な優品が多く」といい、また別に「扇面だけを集めて立派な画集が出来るような画家は、鉄斎の他あるまい。扇面を描くにかけては全く古今独歩の画家といっていいであろう」と賞賛しました。扇面はその形状から末広がりに通ずるので、古来より縁起のよいものとされています。鉄斎が楽しんで描いた扇絵と新春にふさわしい書画・器玩を展観し、新しい年を寿ぎたいと思います。

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スケジュール

2014年01月04日 10:00 ~ 2014年02月11日 16:30
月曜日休館、ただし1月13日は開館、翌日休館

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