「茶人 村山香雪」展

香雪美術館

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香雪美術館は昭和48年(1973)に開館し、本年で40周年を迎えました。朝日新聞を創刊した村山龍平〈りょうへい〉(号・龍平 1850~1933)が蒐集した日本・東洋の古美術コレクションを所蔵する美術館で、館蔵品は絵画、仏教美術、書跡、茶道具から武具まで幅広いジャンルにおよび、重要文化財18点、重要美術品27点を数えます。本年は、開館40周年記念の名品展を4期に分けて開催してまいりました(1絵画編、2刀剣編、3仏教美術編)。締めくくりの第4期展では、古儀茶道藪内流の茶道を修め、近代の数寄者に名を連ねた村山龍平翁のコレクションを通して、茶人としての心と姿をご紹介します。明治35年(1902)大阪の実業界を中心に生まれた茶の湯の会「十八会」は、朝日新聞・村山龍平、上野理一と藤田組・藤田伝三郎が発起人となり、財閥の住友吉左衛門、豪商の殿村平右衛門、白鶴の嘉納治兵衛ら18名が参加。明治41年(1908)には茶の師・藪内節庵を中心に「篠園会」が発足し、古美術の保護と鑑賞をともに学び楽しみました。また、日本人の自然を愛する美意識を高く評価したインドの思想家タゴールが来阪の際、御影の自邸でお茶の席を設けた逸話も残っています。龍平翁は「まだそういう資格はない」といって皆伝を固辞していましたが、その没後に藪内竹窓(藪内家元11代)より「贈り皆伝」として、村山紹龍の名を得ました。本展では、実際に茶会で活躍した名品等、約60点を展観いたします。

[関連イベント]
講演会+茶会「梅園会」
日時: 12月3日(火) 13:00〜(茶会は、第1席 15:00〜、 第2席 16:00〜)
講師: 熊倉功夫氏(静岡文化芸術大学学長、茶道史研究家)
定員: 50名(応募多数の場合は抽選となります)
参加費: 3000円(「茶人 村山香雪」展の入場料を含みます。当日申し受けます。)
※お申し込み方法は公式ホームページからご確認下さい。

ギャラリートーク
日時: 会期中の毎週土曜日、14:00〜
参加費: 無料(別途展覧会の鑑賞券が必要)

メディア

スケジュール

2013年11月02日 10:00 ~ 2013年12月23日 17:00
入館は16:30まで、会期中無休

アーティスト

村山香雪

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