「御釡師400年の仕事 - 大西清右衛門 茶の湯釡の世界 - 」展

美術館「えき」KYOTO

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世に「釡師」という職業があることをご存知でしょうか。京都・三条釡座(かまんざ)の地で400 年続く大西家は、茶の湯に使われる釡を16代にわたり作り続ける「釡師」の家です。千家の茶道具を制作する「千家十職」としても知られています。古くから、茶会を開くことを「釡をかける」、年初の茶会を「初釡」というように、茶事そのものの代わりに「釡」という言葉が使われるほど、釡は茶の湯において重要な位置を占める道具です。釡には、連綿(れんめん)と守り伝えられてきた技と様式があり、そこに釡師と茶人の創意工夫が加わります。何十もの複雑な工程をへて生み出される釡は、堅固にして繊細美麗。厚さ3 ミリほどに薄く鋳出された鉄の表面に、細やかな肌の風合いと優美で力強い造形が立ち上がります。本展では、千利休や古田織部ゆかりの品々とともに、歴代の釡師たちが残した名釡の数々を一堂に展示します。多様な造形と意匠の表現、またそれらが錆(さ)び、朽ちゆく様をすら「侘び」「やつれ」としてとらえる独特の美学など、奥深い魅力にあふれる茶の湯釡の世界をお楽しみください。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 1月2日(木)、12日(日) 11:00〜/14:00〜(各回約30分)
会場: ジェイアール京都伊勢丹7F 美術館「えき」KYOTO
講師: 十六代大西清右衛門
※事前申込不要、参加費無料(ただし、美術館入館券が必要)

メディア

スケジュール

2014年01月02日 10:00 ~ 2014年01月15日 17:00
会期中無休、最終日は17:00まで

アーティスト

大西清右衛門

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