高島空太 「ざわつき」
大阪ニコンサロン
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世界の存在に確信を見いだせない。自分自身を認識することもできずに曖昧性や不安に包まれる。しかし、その中においても曖昧さや不安を感じない瞬間がある。その瞬間を「ざわつき」と高島は呼んでいる。対象に関係なく突然ざわつきに包まれる。その一瞬を、本来の様態に限りなく近い状態で撮り溜めることで認識に近づいていけると思い、写真を手段にして蓄積させている。終わっていくそれらの内と外との対面へと導く。そうやって世界のパズルを完成させようとしている。そのような思いのもと高島は写真を撮っている。
また、自分の写真が誰かの内に存在する世界の一枚になることができれば、それは自己の認識の大きな手がかりとなる。しかしながら完成はしないとも思うからこそ撮っていくという。本展は、2012年に撮影したざわつきを中心に構成している。モノクロ40点。
メディア
スケジュール
2013年06月13日 ~ 2013年06月19日 15:00
10:30〜18:30、最終日は15:00まで、会期中無休