「紀伊国カセ田荘と文覚井 - 水とともに生き、水を求めて闘う - 」展

和歌山県立博物館

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紀伊国桛田荘(きいのくにかせだのしょう)(現在の和歌山県かつらぎ町笠田(かせだ)地域周辺)は、中世の村落景観を描いた二枚の絵図(京都の神護寺(じんごじ)所蔵と地元の宝来山神社(ほうらいさんじんじゃ)所蔵)が残されていることで有名で、中学校(社会科)や高等学校(日本史)の教科書でも取りあげられています。今回の特別展では、中世の荘園としてのカセ田荘にとどまらず、今日まで人々の生活の営みが行われた場(地域)としての笠田地域にも注目します。中世以来、笠田地域の水田を潤した基幹水路である文覚井(もんがくゆ)(一ノ井・二ノ井・三ノ井)、近世初頭に木食応其(もくじきおうご)によって改修されたと考えられる太尾池(ふとおいけ)、近世中期に大畑才蔵(おおはたさいぞう)によって開削された小田井(おだゆ)など、いくつかの画期を経ながら、笠田地域に住む人々は、水とともに生きてきました。この展覧会では、「水」との関わりに視点を置きながら、笠田地域に残された貴重な文化財を紹介し、笠田地域の歴史を明らかにしていきます。あわせて、危機に瀕している文覚井の現状を知っていただき、貴重な文化財をいかにして後世に残していくかを考えていただく機会にしたいと思います。

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スケジュール

2013年10月26日 9:30 ~ 2013年12月01日 17:00

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