国谷隆志 「35°0' 31.7"N 135°45' 58.74"E」

Gallery PARC

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京都を拠点に国内外で積極的に活動を続ける美術家・国谷隆志(くにたに・たかし / 京都・1974~)は、これまでおもにオブジェや彫刻を中心としたインスタレーションにより、作品の在る空間の性質を顕在化させるサイト・スペシフィックな作品展開を続けてきました。なかでもネオンを用いた一連の作品は、作品と鑑賞者を取り巻く空間を変容させるとともに、そこに内包される鑑賞者の身体感覚により強く働きかける試みとしてこれまでに多くの注目を集めています。
『人間の空間への関わりにおいて、自分を取り巻く世界、物事についてのあり方を問うこと、さらに人はそれらとどのように向き合うのか』に関心を寄せている国谷は、これまでの一連の個展で展示空間(ギャラリー)において、鑑賞者に「身体(肉体)」と「その位置」への自覚を促すことに主眼を置いて展開させてきました。国谷作品を前に鑑賞者は、そこに「身体(私)が、今、ここ(空間)にある」ことへの自覚を促され、「自身」と「世界」を「構造と対象」として主体的に捉えなおすことで、世界への再認識を迫られるのではないでしょうか。2011年の個展「Mars」、2012年の個展「make a mistake in choosing」に続きPARCでは3回目の個展となる本展は、そのタイトルをGallery PARCをその座標である「35°0' 31.7"N 135°45' 58.74"E」に置き換えたものであり、これまで国谷が提示してきた「認識」の範囲を、空間内からさらにマクロ的視点に広げようとする意志が込められています。本展ではこれまでのネオンによる作品の構成から離れた異なるアプローチにより、「作品・空間・身体(=オブジェクト・世界・鑑賞者)」のそれぞれを顕在化(対象化)させ、世界を認識・解体・再構築する一瞬の体験を提示します。

※本展会期中にあたる10月29日[火]から12月1日[日]まで、成安造形大学(滋賀)で個展「35°6’29.15″N 135°54’9.63″E」も同時開催。詳細は公式ホームページよりご確認ください。

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スケジュール

2013年11月15日 11:00 ~ 2013年12月01日 19:00

アーティスト

国谷隆志

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