田島さゆり 「鏡像の祖国 - アルゼンチンの日系人たち - 」

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アルゼンチンは、日本とは地球上で、最も離れた場所に位置する国だ。タンゴで有名なこの国は、世界で5番目に日系人の人口が多い国であることは、案外知られていない。作者は縁があって、この国で暮らす日系人と知り合った。
彼らが移住した時期は、明治時代から高度経済成長期直前のピークまで長期にわたる。現在では80歳を過ぎた2世から50代の1世、そしてその子孫達と年齢構成も多様だ。2世3世には、日本語を話さなくなった人もいる。だが彼らの生活は、世代にかかわらず、日本の古い習慣を忘れることなく営まれている。
遥か遠い国に渡った日本人は、何時から日系人に変わっていったのだろう。過去の苦労を奥にしまって、こちらの笑顔に応えてくれる彼らの姿は、左右は反転するが、上下は変らないという、鏡に映った姿を見るようだ。
子供の頃に見た、昔の日本の大人の姿がそこにあると感じた作者は、1世を中心に、作者の年齢より長くアルゼンチンに暮らす人々を撮影した。モノクロ48点。

メディア

スケジュール

2013年09月12日 10:30 ~ 2013年09月18日 15:00

アーティスト

田島さゆり

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