平野貴子 展
八番館画廊
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関西＊読売テレビ ”グッと地球便”で紹介された平野貴子の銅版画展が、大阪市北区の八番館画廊で開催されます。
彼女が今回出品している銅版画は、所属していたアトリエコントルポアン（銅版画工房）が世界へ発信する一版多色刷りという技法で作られている。一般的に版画は使う色の数だけ版（板）を用意するのだが、この技法では一つの版にいくつもの色を入れて一度のプレスでプリントすることが出来る方法で、アトリエの創始者だったウィリアム・ヘイター氏が考案したものだ。このパリにあるアトリエには世界中からこの技法を学ぶために現在も多くの外国人が集まっている。
この技法を使って貴子氏は、彼女の視点を銅版画の世界に閉じ込めている訳だが、その作り出された世界は、実際のパリを遊園地のように見ている彼女の乙女心が描かれているように見える。しかし一見、可愛らしくも見えるこの世界をよく観察してみると、描かれている対象からは鑑賞者に向けてシニシズムな視点を感じることが出来る。それは彼女が作品を通じて鏡面の世界から実世界に向けているメッセージかもしれない。
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スケジュール
2013年09月18日 10:00 ～ 2013年09月23日 18:00
日曜日・祝日は18:00まで