「コレクション展 2013/14-冬」

和歌山県立近代美術館

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コレクション展においては、幅広い美術の表現に接していただけるよう、季節ごとに展示を替え、さまざまな観点から作品紹介を続けています。今回は前半部分に「和歌山ゆかりの作家と近現代の美術」「溶け込む抽象」「人と衣服」の3つのコーナーを、特集展示を挟んだ最後のエリアには「版の表情」と題したコーナーを設けています。まず「和歌山ゆかりの作家と近現代の美術」では、西洋文化に触れた明治期以降の日本が、アイデンティティを模索しながら歩んできた美術の流れを、和歌山ゆかりの作家を中心に、また新収蔵作品も交えながら紹介いたします。続く「溶け込む抽象」では、抽象作品における筆致をテーマに、マーク・ロスコや岡田謙三、山田正亮など、大画面の作品に見られる手わざのあとをたどります。そして「人と衣服」では、人体表現とは切り離せないながらも、普段は気に留めることのない衣服の表現を集めています。時代や地域の区分を越えることで、作品の新たな側面が見つかるのではないでしょうか。展示の最後では、同時開催の特集展示「人間と宇宙のドラマ:吹田文明・堀井英男・長岡國人」における版画作家たちの紹介に関連して、木版や銅版といった版種の特質がもたらす表現の豊かさに、特に注目した版画家たちを紹介します。木版画の特性を追求した吉田政次や、メゾチントの黒で巧みに描き出す浜口陽三ら和歌山ゆかりの版画家を中心に、さまざまな版種が生み出す表情をお楽しみください。

[画像: 吉田政次 「地の泉 No.1」(1956) 木版、紙 51.9 x 83.2cm]

メディア

スケジュール

2013年12月17日 9:30 ~ 2013年12月23日 17:00
月曜日は祝日の場合は月曜日開館し翌日休館、年末年始(12月29日〜1月3日)

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