「シリア・古代パルミラの人々 - シルクロードの隊商都市に生きる - 」展

橿原考古学研究所附属博物館

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パルミラは、シリア砂漠中央のオアシスにある隊商都市。その起源は紀元前19世紀、後にパルミラの中心建造物ベル神殿が建てられた場所に、人々が住居を構えたことに始まる。パルミラはギリシャ語で「ナツメヤシ」を意味し、アレキサンダー大王の東征以降、この名で呼ばれてきた。 紀元前1世紀から紀元後3世紀までがパルミラの最盛期であり、当時シルクロード上のローマ帝国、パルティアの帝国の緊張関係を巧みに利用して、また交易の中継地点として、パルミラは大いに繁栄した。しかしその絶頂期の紀元後3世紀、女王ゼノビアの時代にローマ帝国に滅ぼされた。
このたいへん興味深く、また旅行者にも人気の遺跡では、多くの外国調査団が発掘を行っている。奈良県も、1990~2011年まで継続的な発掘調査を進め、多くの成果をあげている。 今回、この22年におよぶ奈良県の発掘調査の成果の中から世界で初めての試みを日本で公開。パルミラの墓に葬られた人物の頭骨に肉付け復顔を試み、同じ墓に葬られたその人物の彫像と比較し、その相似性を検討するというもの。この展示では古代パルミラ人の葬送用彫像への思いを紹介。

[関連イベント]
研究講座
日時: 7月13日(土)12:00開場 13:00開演
場所: 奈良県立橿原考古学研究所講堂
内容: 「復顔されたパルミラ人が埋葬されていた墓」西藤清秀(館長)
   「シルクロードの隊商都市パルミラ人はどのような人々か?」中橋孝博(九州大学名誉教授)
   「鼎談 パルミラ人の復顔を試みる」 翁譲(彫刻家)、中橋孝博、西藤清秀
   「シリア・アレッポ博物館の現状」ユーセフ・カンジョ(シリア・アレッポ博物館)
※詳細は公式ホームページをご確認ください。

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スケジュール

2013年06月29日 9:00 ~ 2013年07月28日 17:00

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