桜井寛 「廃墟、室内、めだま焼き。」

大阪タカシマヤ

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桜井先生は1931年長野県南佐久郡臼田町(現・佐久市)に生まれ、戦争中この町に疎開していた有島生馬、加藤陽、奥村土牛など多くの著名 な美術家に触発され、画家を志すようになります。上京して東京教育大学(現・筑波大学)芸術学科卒業後、1975年から1年間スペインを中心に 渡欧、スルバラン、ゴヤ、ベラスケスなどに影響を受けながら、牛や室内のコート、ベッドなどを黒や青で表現した「青の時代」を経て、スペイン 時代に取材した廃村・廃墟を描いた風景作品、自画像、裸婦、静物、先生のトレードマークともいえるめだま焼きまで、一貫して黒の基調の作 品を発表されています。白いベッドも黒色に塗られる暗澹とした画面の中で、シャツの白や、めだま焼きの黄身、白身のリアルさが、生きることへの 希望や切なさを醸し出します。フォーヴ的な歪みや絵肌の中にも内省的な静寂さで感情を抑えるように描く深い精神性世界がそこにはあります。 今回の個展では、新たな境地で描いたスペインの廃村の風景を中心に、室内の静物、めだま焼きなど得意の主題を、新作を中心に発表いたします。 また、スペイン時代やニューヨーク滞在中に描いた素描作品も特別に展示いたします。

メディア

スケジュール

2013年10月23日 10:00 ~ 2013年10月29日 16:00

アーティスト

桜井寛

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