「開館10周年記念春季特別展 - 七宝 時をめぐる鳥と蝶」
並河靖之七宝記念館
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並河七宝は、風景の他に“花と鳥”や“花と蝶”といった 身近にある題材が多く見られる。 この庭園の木々や花々に集った鳥や蝶を眺めながら、 靖之や職工たちは日々作品に向き合っていたと思うと、 靖之が愛した庭園は無くてはならないものであったといえる。空を舞う鳥もいれば、枝に宿り周辺の様子を窺う鳥もいる。鳥の目からは、表情を画き出さずとも発せられる生気が、 何とも不思議な印象をうけまる。
空気感までも想像させ、 今にも動き出しそうなリアリティーが作品いっぱいに表現されている。 ふわりと舞う蝶は、まるで辺り一面に花の香りが漂っているかのように感じさせ、作品に対峙する私たちを効果的にその世界観へ誘う。靖之が作り出した鳥も蝶も、今もなお作品の中で生き続け、時代を超えて現在のわれわれにも同じように感動を届けてくれる。
メディア
スケジュール
2013年03月19日 10:00 ～ 2013年07月21日 16:30