poster for 山﨑史生 展

このイベントは終了しました。

5年ぶりとなる木彫作家、山﨑史生の個展。
山﨑は、1本の木から彫り出す技法「一木造り」を用いて、楠に彩色を施しています。2006年から取り組んでいる「静かな隣人」シリーズは、子供の胴体に家畜の頭という、擬人化された造形で、それらに共通するのはどこか寂しげで儚い眼差しです。静謐な空気感と同時にどこかゆがみやアンバランスさも感じさせ、独特な存在感を放ちます。
「僕の作品が異形の姿をしているのは、その存在の曖昧さに制作者としての自分を投影し、形あるものにすることで肯定したい気持ちがあるからかもしれない」と、山﨑は言います。
長い時間を費やし、木と向き合い、自分自身と向き合い、生み出された作品は何らかの気配を感じさせます。楠が持つ独特の芳香、滑らかで美しい木肌、そして山﨑の確かな技術で削り出された造形は見る者を穏やかに包み込みます。近年はジパング展(日本橋高島屋、大阪高島屋、京都高島屋、新潟万代島美術館、秋田県立近代美術館に巡回)に出品し、注目を集めました。
静かに凛と佇む山﨑の最新作を是非ご高覧ください。

メディア

スケジュール

2013年09月07日 11:00 ~ 2013年09月28日 19:00

オープニングパーティー 2013年09月07日17:00 から
参加費 無料

アーティスト

山﨑史生

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use