「クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本」 展

美術館「えき」KYOTO

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チェコの女性アーティスト、クヴィエタ・パツォウスカー(1928年~)は「色彩の魔術師」と称される鮮やかな色彩感覚と、自由な造形で見るものを魅了します。‘クリスマスの色’でもある赤と緑を効果的に用いながら、ページを切り抜いたり、異なる紙を貼ったりつなげたりと、絵本の概念を超えた作品づくりを続けています。本展では、85歳となった今もなお創作を続けるパツォウスカーが絵本のために制作した『すずの兵隊』(1985年)から『日々の色』(2010年)まで、9冊の絵本の原画や紙の彫刻を中心に紹介します。「絵本は子どもにとっての最初の美術館」と語り、工夫をこらしながら絵本の可能性を広げているパツォウスカー。言葉を超えて、音楽のように心に届く作品の数々をお楽しみください。

また、国際的に活躍するパツォウスカーを輩出したチェコの絵本は、近年、アニメーションとともに日本でも幅広い人気を集めており、翻訳絵本などを通して親しまれているチェコの作家は少なくありません。本展では、パツォウスカーを育んだチェコ絵本の世界を、チャペック兄弟やヨゼフ・ラダ、イジー・トゥルンカらの創作とともに辿ります。さらに、「チェコ絵本と日本」という視点から、日本人作家ながらプラハを拠点に制作を続けている出久根育の作品をご紹介するほか、国内で出版されたチェコの絵本を一堂に展示し、「チェコ絵本」の人気の秘密に迫ります。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 12月6日(金) 14:00~(約30分)
12月7日(土) 11:00~・14:00~(各回約30分)
講師: 松方路子氏(安曇野ちひろ美術館 学芸員)
参加費: 無料(事前申込み不要、美術館入館券必要)
※詳細は公式ホームページでご確認下さい。

メディア

スケジュール

2013年12月06日 10:00 ~ 2013年12月27日 19:30
入館は19:30まで

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