「ヨシダミノルの絵画 1964-1967」展

京都国立近代美術館

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ヨシダミノル《The Blue Tulip》(1964年)

常設展

ヨシダミノルは、関西のみならず日本の戦後前衛美術史において特筆すべき活動を行ったアーティストでした。なかでも、ヨシダの1960年代の絵画に対しては、近年の国内外での日本の前衛美術史研究の活発化や、ヨシダをはじめとする後期「具体」の作品が紹介された2013年のニューヨーク、グッゲンハイム美術館での「具体」回顧展を背景に、国際的な再評価の機運が高まりつつあります。
本展は、こうした機運に応えるとともに、ヨシダの地元京都にあり、ゆかりの深い美術館として(ヨシダは、1964年と67年に当館が開催した「現代美術の動向」展に出品しています)、これまで詳細には知られていなかったヨシダの作品や資料の詳細な調査を行い、その成果を発表するものです。めまぐるしい様式の変遷を、社会や政治、生活環境、人々の価値観が激動した1960年代の時代感の表れとして捉え、「具体」の一員としてだけではなく、解散後も常に時代と向き合いながら表現活動を続けたひとりのアーティストとして、ヨシダミノルを見直す契機としたいと思います。

[関連イベント]
講演会「ヨシダミノルとプラスチックの時代」+パフォーマンス
日時: 8月9日(土)11:00~13:00
講師: 藤本由紀夫(アーティスト) + 現代家族(荒木みどり・吉田省念・吉田朝麻)
場所: 京都国立近代美術館1F講堂
定員: 100名(事前予約制)
参加費: 無料
※お申し込み方法については公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

常設展
2014年07月16日 9:30 ~ 2014年08月31日 17:00

アーティスト

ヨシダミノル

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