田中武 「夜咄(よばなし)」

イムラアートギャラリー

poster for 田中武 「夜咄(よばなし)」

このイベントは終了しました。

田中は、日本画という言葉に疑問を呈し、菱田春草の「兎に角日本人の頭で構想し、日本人の手で制作したものとして、凡て一様に日本画として見らるる時代が確かに来ることと信じている」という言葉を引用しながら、「作家自身がこれこそが日本画だと強く信じるものを、ただひたすらに打ち出していくこと」が肝要であると言います。田中の代表作である「十六恥漢図」シリーズでは、欲望に憑かれた女性の手で印相を結び、周りには狩野派の粉本から引用した草花を配するなど、日本美術の伝統的な表現を受け継ぎながら、西洋絵画の描法を下地とした現代的な絵画へと昇華させています。本展覧会では、「十六恥漢図」シリーズの新作を含め、夜の欲望をテーマにした作品を展示いたします。夜という欲望が匂いたつ時間に、人はどんな姿で己の欲望と向き合うのか。夜半の冬、それぞれの夜咄に耳を傾けつつ、田中の描く夜の世界に浸ってご高覧ください。

[関連イベント]
トークイベント「大乗寺・応挙アートにルーツあり!」
日時: 2月8日(土) 15:00〜
会場: イムラアートギャラリー京都
ゲスト: 田中武、山岨眞應副住職(高野山真言宗 亀居山大乗寺)

[画像: 田中武「弐拾四時間」(2013) 土佐麻紙・水干絵具・顔料・アクリル絵具 91×42cm]

メディア

スケジュール

2014年02月01日 11:00 ~ 2014年02月22日 19:00

アーティスト

田中武

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use