「萬古の名陶」展

パラミタミュージアム

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独特の質感の急須や茶碗で全国に知られる萬古焼は、江戸時代中期東西交易の中継点であった伊勢地方で桑名の豪商・沼波弄山(ぬなみ ろうざん)が、京焼に技術を学んで開発し、作品が末永く残ることを願い捺した印章「萬古不易(ばんこふえき)」がその名の由来といわれています。色絵陶器ながら京焼の繊細さとは異なる独自の情緒的な表現で、煎茶の流行とともに明治以降は四日市の地場産業として栄えました。
当館が所蔵する萬古焼コレクションは最初期の江戸期古萬古から古安東(こあんとう)、時中焼(ときなかやき)、有節萬古(ゆうせつばんこ)、射和萬古(いざわばんこ)、桑名萬古(くわなばんこ)、四日市萬古(よっかいちばんこ)(※四日市萬古は昭和54年(1979)、国の伝統的工芸品に指定※)などを年代ごとに網羅し、収蔵点数は1,000点を超え、質・量ともに国内外最高のコレクションといえます。今回はその中から60点余りを選び、時代とともに独自の変化を遂げてきた萬古焼の流れを一堂に展示します。

[画像: 《古萬古 色絵山水文仙盞瓶》(18世紀中期)]

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スケジュール

2014年06月26日 9:30 ~ 2014年07月27日 17:30

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