「幕末大坂の絵師 - 藪長水 - 」展

大阪歴史博物館

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本年、生誕200年を迎える藪長水(やぶちょうすい)(1814~1867)は、儒学者藪鶴堂(やぶかくどう)の子として大坂に生まれました。彼は文人画の大成者として名高い池大雅(いけのたいが)の孫弟子岡熊岳(おかゆうがく)に絵を学び、その没後は独自に研鑽を積んで山水画や花鳥画、蘭学者緒方洪庵(おがたこうあん)の肖像画をはじめとする人物画など幅広い画題の作品を手がけました。幕末には大坂を代表する絵師のひとりとなり、豪商の住友家へ絵を納め、江戸から来た代官からは大坂の風景画を依頼されるなど、多様な人々との交流のなかで優れた作品を残しています。本展では、長水の多彩な作品を紹介するとともに、慶応2年(1866)に大坂の難波で見世物になった象の絵画を集めたコーナーを設けます。この象は、アメリカ船によってもたらされたインド象で、長水をはじめ大坂の絵師により描かれた作品が残っています。生誕200年の記念すべきこの年に、長水の画業を通じて、幕末の動乱期にあっても高い水準を保っていた大坂の文化に対する認識が高まることを期待しています。

[関連イベント]
学芸員による展示解説
日時: 3月15日(土)、3月21日(金・祝) 14:00〜(30分程度)
会場: 大阪歴史博物館8F 特集展示室内
解説: 岩佐伸一(大阪歴史博物館学芸員)
参加費: 無料(要常設展示観覧券)


[画像: 藪長水「象図」慶応2年(1866)個人蔵]

メディア

スケジュール

2014年03月12日 9:30 ~ 2014年04月14日 17:00
火曜日が祝日の場合は開館し翌日休館、金曜日は20:00まで、入館は閉館30分前まで

アーティスト

藪長水

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