瀧口修造 展

TEZUKAYAMA GALLERY

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詩人、美術評論家、シュルレアリスム運動の紹介者として著名な瀧口修造は、戦前・戦後を通じ多くの若手芸術家の精神的支柱として、日本の前衛芸術をリードしてきました。ところが、1958年のヴェネチア・ビエンナーレでコミッショナーを務め、その後欧州各地を訪問してアンドレ・ブルトンやマルセル・デュシャンらと面会してきた頃からその活動に変化が現れ、帰国してからは自らもドローイング、水彩、バーント・ドローイング(焼け焦がした水彩)、ロトデッサン(モーターによる回転線描)、デカルコマニー(転写法)など、さまざまな手法による造形制作を開始しました。遺された素晴らしい作品は、小品が多いとはいえ、どれも驚くような 美しさを持っており、まさに一人の造形作家として評価されるべき質・量を備えています。昨年5月から12月にかけて巡回開催された「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム」展(市立小樽美術館 小樽文学館、萬鉄五郎記念美術館、天童市美術館、足利市立美術館)では、青年期の詩的実験から戦前・戦後の評論活動、さらに欧州旅行を経て自らの作品制作に至る、瀧口の生涯にわたる活動が紹介されていますが、今回 テヅカヤマギャラリーでの瀧口修造展は、上記のような「造形作家」瀧口自身の制作に焦点を当て、ドローイング 水彩、ロトデッサン、デカルコマニーによる作品約35点を展示し、その多彩な手法の概要を紹介致します。

[関連イベント]
「瀧口修造の講演を聞く会」
日時: 6月7日(土)15:00〜
講師: 土渕信彦
参加費: 無料(要予約)
※申込み方法は公式ホームページをご確認ください

トークショー
日時: 6月7日(土)16:00〜
講師: 島敦彦(国立国際美術館副館長)、土渕信彦
※申込み方法は公式ホームページをご確認ください

メディア

スケジュール

2014年05月13日 11:00 ~ 2014年06月14日 19:00
日・月曜日は休み

アーティスト

瀧口修造

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