桑原寿行 「Eye」
ギャラリー16
このイベントは終了しました。
死後の世界から私たちの世界を覗くような、そんな装置をつくりたいと思っていた。生物の死後、肉体は朽ち果てる。眼球も腐り、やがて眼球でなくなる。眼球には水晶体と言う組織が存在するが、これはカメラで言うところのレンズのような役割を担っているものだ。その水晶体を、生命活動を終えた生物の眼球内から取り出し、装置に組み込んでレンズとして光を屈折させ像をうつす。時間と共に水晶体は腐敗しレンズとしての機能を失っていく。その最中に結ばれる光の像を段階的に記録し続けた。肉体のレンズが、肉体でもレンズでも無くなる図像とあなたは対面することとなる。
メディア
スケジュール
2014年04月15日 12:00 ~ 2014年04月20日 18:00