有野永霧「マイナスの人景 砕石場」

大阪ニコンサロン

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人は生活するなかで、地球に対して様々な行為を仕掛け、人工の風景・人景をたゆまなく作り続けている。それらを我々は現在の風景としてみているのである。人景のなかには、新規に手が加えられたり、修正されたりしながら、上へ上へと積み重なり、加算の力学に則って変貌していくものがある。それらを加算の風景、プラスの人景と言ってみよう。それに対して、逆の風景・マイナスの人景もある。たとえば砕石場では、人為が加わるごとに山や平地が削り取られ、引き算の力学によって風景が変化していく。そこでは人の力が加わることで減少しながら風景が形成されていき、負の風景と言えるマイナスの人景が現出している。撮影地は、イタリアのトスカーナ州カラーラを中心に、旅行で出会った各地の砕石場である。作者が、大理石に囲まれながら、白亜の殿堂の気配を感じて撮影した作品を展示する。カラー40点。

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フォトセミナー
日時: 2/6 (木) 18:30 - 20:00

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スケジュール

2014年02月06日 10:30 ~ 2014年02月12日 18:30

アーティスト

有野永霧

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