「現代イギリスの陶芸 - バーナード・リーチから若手作家まで - 」展

滋賀県立陶芸の森

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20世紀のイギリス陶芸は、日本との深い関わりをもちながら始まったといえます。1920年、濱田庄司をともなって日本から帰ったバーナード・リーチは、イギリスのセント・アイヴィスに窯を築きました。リーチは、東洋と西洋、日本とイギリスの陶芸の伝統とが融合した様式を生み出し、また陶芸と芸術とが結び付いた美の表現者ともいうべき「スタジオ・ポター(個人陶芸作家)」の定義を確立させました。その後うつわの空間表現を探求したルーシー・リーや造形的な陶芸を見出したハンス・コパーらから、近代的な空間概念を吸収していった次の陶芸作家たちが、フォルムと表現について実験的なアプローチで新しい陶芸を探求しました。イギリスの美術評論家によると、リーチの偉大さから造形的な新しい陶芸の展開には時間がかかったといわれますが、それゆえ他の国々ではみられないイギリス独特の戦後の陶芸の歩みをみせたといえます。本展覧会では、バーナード・リーチから若手作家に至る約80点の作品を通して、現代のイギリス陶芸を展観します。展覧会開催に併せて、日本でも知られるイギリスの陶芸家ジェニファー・リーが、陶芸の森のゲストアーティストとして滞在制作をいたします。なお、特別企画「信楽焼の美 - 炎がつくり出す野趣溢れる肌合い - 」展を同時開催しております。あわせてご覧下さい。

[関連イベント]
オープンスタジオ・アーティストトーク&ワークショップ 「イギリス陶芸家ジェニファー・リーの信楽での挑戦」(仮称)
日程: 4月13日(日) 14:00~15:30
講師: ジェニファー・リー

ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日時: 4月29日(火・祝)、5月4日(日)、6月22日(日)

メディア

スケジュール

2014年03月08日 9:30 ~ 2014年06月22日 17:00

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