「青春の熱き鼓動・滞欧作品」展
星野画廊
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第1期 ~明治から大正初期~(5月10日(土)~6月7日(土))
日本近代絵画の黎明期、大志を携えた青年画家たちは、故郷を離れた遠い異国の地で様々な思いを抱いてキャンバスに向かった。その感動が色鮮やかな滞欧作品をもたらした。それらは今、時空を超えて眼前に蘇る。これほどまでに絵画を愛でる喜びを分かち合える機会はざらにはないだろう。
第2期 ~大正中期から昭和初期~(6月21日(土)~7月20日(土))
第一次世界大戦後の大正中期から昭和初期頃にかけて、渡欧洋画家が急増した。その多くがパリを目指し、画塾などに通いながら画技を磨き、ヨーロッパ各地に写生地を求めて旅した。中には矢崎千代二のように世界漫遊の旅の途中の画家もいた。この間に描かれた作品はいずれも色彩豊かで生気溢れ、画家たちの熱い感動が直に伝わる。ゆえに画家生涯の代表作と位置づけられるものが多い。良き時代がもたらした佳き作品ばかりだ。
[画像: 川端弥之助「オランダ、ホーレンダム風景」1923-24(大正12-13)年頃 油彩8号]