First Impressions 展

be京都

このイベントは終了しました。

日本の芸術家である長谷川三郎は、絵画は“制御された偶然”であり, 草や石のように自然に成り立つことを示唆しました。長谷川氏が云うように、私も絵画自身に描かせる事を好み, 何かを型にはめ込んで操作する事は好みません。新しい作品と向き合う際、”無念” ”無心”の禅の概念を取り入れ, 私自身も描く瞬間まで何を描くのかわからないまま描き始めるという少し型破りなスタイルで絵画に向き合っています。私にとって最良と思える作品は、思案や思考の末に作り上げられたものではなく無の状態から自然に生まれたものだと思うのです。だからこそ、私はその時々に起こるひとつひとつの出来事を快く受け入れています。この個展のタイトルが示すように、これらの作品は私が感じた日本と京都の第一印象を表現しました。私が出逢った京都、私に依って表現された日本が此処にあるのです。