香川裕樹「配置と放置」

MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w

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このイベントは終了しました。

'88年香川県生まれ。京都造形芸術大学空間演出デザイン卒業。身辺にあるモノには、古びて他のモノとの関係を失った製品やその部品、元の魅力や媒体としての時事性が損なわれた写真、飽きられたり廃棄された雑貨・置物などがあります。香川裕樹は、そのように放置されていた膨大なモノを収集。感性にしたがって再配置を繰り返し、あらたなモノをつくることを試みています。香川の生み出すモノの集積は、すなわち作品です。しかし、それは、元の用途や機能や意味の再生や再配置ではなく、非常に意図的な「モノの意味の放棄」に見えます。インターネット多用時代の今、香川は、触覚や質感を頼りにモノを探っています。それは、これまでの美術にとってあたりまえなのですが、身体が直接モノに触れつつも、美術的<意味や意図>を放棄するということは、もはやアナログとデジタルの横断などではなく、これまでの美術史を放棄することと近く、美術が、香川のような世代とともに、次代に向かってさらに変容しつつあると感じるのです。そのような予感にもとづき、香川裕樹の個展を開催することにいたしました。実作品と、「画像化した作品(写真作品)」の計約20点により、会場構成します。

メディア

スケジュール

2014年02月12日 13:00 ~ 2014年03月01日 20:00
日曜・月曜休、最終日は18:00まで

アーティスト

香川裕樹

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