「京の町家とKyoはり絵展 出井豊二はり絵ワールド」展

東大阪市民美術センター

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京都は1200年前に築かれた都であり、いまなおその風情が町のあちこちに残されています。しかしながら高度成長期頃からバブル時代にかけては、経済発展の余波を受け、町家の数は激減しました。一度取り壊されたこうした町家や、町家が醸し出す京の町並の美しさは二度と元に戻ることはありません。それでも近年、京町家の本当の素晴らしさが再認識され、レストランをはじめ、様々な業態の新しい舞台として、町家は再び脚光を浴びてきました。出井豊二氏(昭和23年〜)は、京町家を主題として、この四半世紀に亙って、独自の技法によるはり絵を制作してこられました。その対象となった町家の多くは、今なお現役として商店や住まいとして使われているところも多く、その佇まいからは、京都の長い文化と歴史の中で受け継がれてきた、京の町衆の美意識を見てとることができます。出井氏は、京都女子大学生活造形学科教授として、古き佳き京都の町家のみならず、現代の京都における様々なデザインを手がけておられます。伝統的技法の中に新しい手法や感覚を取り入れた生活デザインを指導されたり、京都を中心とした「ものづくり」の現場において、温故知新ともいうべき心をもって、本当の意味での文化伝承を実践され、またその精神と活動を若い学生たちに伝えておられます。本展は、出井豊二氏の広汎な制作活動と作品の中から、京町家はり絵を中核に、商業デザインや環境・生活に関わる「暮らしの美」「美しい暮らし」の一つの提案ともなるものといえます。

[関連イベント]
ワークショップ【Kyoはり絵 一日はり絵教室入門編「季節の風物」】
はり絵の技法で季節の花や野菜などを色紙に仕立てます。ご自分の作品をお部屋に飾って、生活に潤いを・・・。
日時: 第1回 平成26年2月9日(日) 午後1時30分〜3時30分
第2回 平成26年2月23日(日) 午後1時30分〜3時30分
講師: 出井豊二氏(京都女子大学生活造形学科教授)
定員:各回20名
材料費: 各回800円(いろがみ、色紙、のりなど)、道具(デザインナイフ、カッティングマット、鉄筆)などはお貸しします。
持参: 鉛筆(HB)、消しゴム
※ワークショップには申し込みが必要となります、詳細は公式HPにてご確認ください。            

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スケジュール

2014年02月01日 9:00 ~ 2014年03月02日 17:00

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