「樂家五代宗入と尾形乾山」展

樂美術館

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今年は樂家五代宗入の生誕350年にあたります。樂家五代宗入は、寛文4年京都の呉服商、雁金屋・尾形三右衛門の子として生まれ、二歳の時、樂家四代一入の養子として樂家に迎えられました。雁金屋・尾形家はいうまでもなく尾形光琳、乾山の生家。宗入は光琳、乾山と従兄弟になります。元禄という華やかな時代を背景に、乾山が銹絵・色絵に彩られた装飾豊かな焼物で一世風靡してゆき、かたや樂家に養子に入った宗入は、長次郎茶碗に思いを寄せ、利休侘茶の世界へと踏み込んでゆきます。華麗な乾山陶と侘びた宗入茶碗。このあまりにも対照的な作風の展開に至った雁金屋の息子どもが、それぞれにアイデンティティー豊かな個性的作風を残し、元禄という時代を駆け抜けてゆきます。本展では宗入と乾山、二人の作品の対峙を通して、その中に流れる元禄という時代の精神、そこに標したそれぞれの表現の有り様と生き様を浮かび上がらせます。

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スケジュール

2014年09月12日 10:00 ~ 2014年12月07日 16:30

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