「ギヤマン展 - あこがれの輸入ガラスと日本 - 」

神戸市立博物館

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江戸時代後期、ヨーロッパから輸入された上質のガラス器は、日本製の一般的なガラスを指すビイドロと区別して、ギヤマンと呼ばれました。ギヤマンという言葉は、ポルトガル語のダイアモンドを意味するディアマンティ(Diamante)に由来しています。ダイアモンドのような透明さを持ち、器面にカットがほどこされるなど華麗なきらめきを放つ輸入ガラス器が、日本人を魅了し、この上ない宝物として珍重されたことは、その伝来状況、手厚い収納状態から推しはかることができます。江戸時代後期から明治時代前期にかけて日本で製作された切子は、輸入品と区別して和製ギヤマンと呼ばれています。
本展は、桃山から江戸時代、そして明治時代前期に日本にもたらされたヨーロッパ製ガラスの実像に迫り、その日本への影響にも目を向ける日本で初めての展覧会です。17世紀のヴェネツィア系ガラスから18・19 世紀のオランダ、イギリスなどの金彩、カットガラス、そしてその影響を受けた和ガラスまで、182点を通して、ギヤマンの世界を紹介します。

[関連イベント]
記念講演会「ギヤマンの実像―江戸時代の人々はどんなガラス器を使っていたのか」
日時: 8月9日(土)14:00~15:30
講師:岡泰正(神戸市立博物館学芸員)
会場:神戸市立博物館地階講堂
定員: 180人
参加費: 無料(本展観覧券が必要)

イヴニング・レクチャー
日時: 会期中の毎週土曜日 17:00~17:30
会場: 神戸市立博物館地階講堂
定員: 180人
参加費: 無料(本展観覧券が必要)

[画像: 《金彩花卉文栓付きガラス瓶、脚付きガラス杯セット》19世紀前半期 中部ヨーロッパ製、長崎歴史文化博物館]

メディア

スケジュール

2014年07月05日 9:30 ~ 2014年09月15日 17:00
月曜日(7月21日(月曜日・祝日)、9月15日(月曜日・祝日)は開館)、7月22日(火曜日)

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